CIVIC

マイナスリフト – シビック TYPE R

初めてシビックタイプRのリヤのウイングを見た時、お世辞にもカッコいいとは言えないなぁ～ ^^; むしろ不細工だ…と思ったものです。だけどこのクルマがマイナスリフトを達成していると知った時、その思いは変わりました。

よく「ダウンフォースを得る」ということを耳にします。しかしこれはフォーミュラカーのような地をはうようなレーシングカーに限られた話しで、ふつうの街中を走れるクルマがこれをなしえることは難しいのです。

空気の層はクルマの速度が上がるほど、強烈な抵抗となって、クルマの行くてをはばみます。と同時に、クルマを浮かそうとする働きが増してしまいます。よって、クルマの挙動は走るほど不安定になってしまうのです。

ですから、シビックタイプRが、「マイナスリフトを達成している」ということは、空気をうまく受け流しているだけではなく、さらにこの気流を利用して「ダウンフォースを得る」までに至っているということであり、それは驚異的なことであるとともに、その走りが本物であることの裏づけともなっているのです。

骨で不細工に見えた、シビックタイプRのリヤまわりのデザインも、今では愛おしくさえ見えはじめています。

百聞は一見にしかず、と言います。その証しと言ってはなんですが、一度実際にステアリングを握ってみるのはいかがでしょうか。

当店では、シビックタイプRの他に、S660 Modulo Xの試乗車もご用意して、みなさまのご来店をお待ちしています。